シールが剝がれやすい素材は?粘着強度アップの条件や素材を紹介

「シールをしっかりと貼り付けたいけれど、すぐに剥がれてしまう」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?シールを密着させる上で、シールと貼り付け場所の素材の相性は大切です。そこで本記事では、シールと物の素材の相性について徹底解説します。粘着度を上げる条件も併せてお伝えするので、最後までご覧ください。
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シールが剥がれやすいもの
ここでは、シールが剥がれやすいものや場所の特徴を紹介します。
水分を含んだもの
濡れた布製品や水気のついた紙、水滴が付着したプラスチックなどには、シールが貼り付きません。付いたとしてもいつの間にか剥がれてしまうため、水分はきちんと拭き取ってから貼りましょう。
油分を含んだもの
油やワックスなどが表面に付着した物は、シールがなかなか貼り付きません。ワックスでコーティングされた包装紙やガムテープ、ロウソクなども油分を含むため、密着させにくいです。
ゴム製品
ゴム製品は、粘着剤との相性が良くありません。ゴムは一定の形状を保ちにくい性質を持ち、外的要因によって簡単に変形します。そのためシールを貼り付けても、簡単に剥がれてしまうことが少なくないのです。
シールの粘着強度が上がる条件
ここからは、シールの粘着強度が上がる条件についてお伝えします。
粘着剤が潤っている
シールをしっかりと粘着させるためには、粘着剤の部分が潤っていることが大切です。これは使用する場所の温度も深く関わっており、高温であれば粘着層の水分が蒸発し、低温だと硬化してしまいます。常温だと最も粘着強度を高く保つことができるため、使用する場所の温度も意識してみましょう。
使用する場所を選べない場合には、粘着剤として蒸発しにくい強粘着糊を使用したものや、温度が低くても硬化しにくい冷凍糊などを使用したものを選んでみてください。
貼り付ける場所が綺麗
シールを貼りやすい場所の条件として、貼り付ける対象がきれいに保たれていることが挙げられます。油分や水分、ほこりなどが付着している場合には、きれいに拭き取って乾燥させてから貼りましょう。また、凹凸のない平面であることもきちんと密着させるために大切です。
凹凸があるものに貼り付けたい場合は、砥石用の粘着材を使用した製品を選んでください。砥石用の粘着材は、凹み部分に粘着剤が流れ込むほど柔らかいため、しっかりと密着させることができます。
シール用紙の素材と特徴
シールの素材は、紙素材とフィルム素材の2種類に大きく分けられます。ここでは、それぞれの特徴や代表する素材を見ていきましょう。
紙素材
シール用紙に使用される紙素材には、以下のようなものがあります。
- 上質紙
- アート紙
- ミラーコート紙
- マットコート紙
- 和紙
- ホイル紙
紙素材のシール用紙は防水性を備えていないため、屋外や濡れやすい場所での使用には不向きです。また、ひと口に紙素材といっても、非常に多くの種類があり、見た目や厚み、色、価格帯などが大きく異なります。選ぶものによってデザインの雰囲気も異なるため、目指すイメージや使用目的に合わせて素材を選びましょう。
フィルム素材
シール用紙に使われるフィルム素材には、以下のようなものがあります。
- 合成紙
- 塩ビ
- 透明PET
- ネーマー
- サテン
フィルム素材は、耐候性や耐水性に優れているため、屋外でも問題なく使用できるものが少なくありません。ただし、材質が硬くて伸縮性に欠けるので、曲がった面に貼りにくいデメリットがあります。
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シールの粘着強度を上げて剥がれないようにしよう!
本記事では、シールの素材と貼り付ける場所の相性について解説しました。シールをしっかりと貼り付けるためには、素材選びがとても大切です。また、油分や水分をしっかりと拭き取ることで、粘着強度を高めることができます。シールをしっかりと貼り付けたいとお考えの方は、本記事の内容をぜひ参考にしてみてください。