出産内祝いの正しい贈り方!知っておくべきマナーと注意点を紹介

新しい命の誕生は、家族にとって最も喜ばしい出来事のひとつです。子供が生まれると多くの人から出産祝いが贈られますが、日本にはお祝いをしてくれた方へ、お返しを贈る文化があります。しかし、出産内祝いを渡そうとしても、適切なタイミングや品物の選び方、金額の目安など、正しい贈り方について知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、出産内祝いの贈り方と基本的なマナーについて詳しく解説します。今回紹介する内容を参考にして、子供の誕生を祝ってくれた方々に感謝の気持ちを伝えましょう。
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出産内祝いを贈る目的
出産内祝いの主な目的は、出産祝いをくださった方々への感謝の気持ちを伝えることです。同時に、無事に出産を終えたことを報告し、新しい家族が誕生した喜びを周囲の人々と分かち合うために行います。
このように祝ってくれた方に対する感謝の気持ちを形にして伝えるのは、日本の文化に根付いた習慣で、周りの人々との絆を深める上で大切です。親戚や友人、同僚など、多くの人々から出産祝いをいただいたら、感謝の気持ちを伝えるためにも、忘れずに内祝いを贈りましょう。
出産内祝いを贈るタイミング
出産内祝いを贈るタイミングは、一般的に赤ちゃんが生後1ヵ月を迎える頃が適切だとされています。この時期はお宮参りをする家庭も多く、記念に撮った写真を添えることで母子ともに健康な姿を見せることができます。ただし出産直後は、母体の回復や新生児のお世話に追われる時期でもあるため、無理に準備を進める必要はありません。ただし遅くとも生後2ヵ月までには、内祝いを贈れるよう心がけてください。
出産内祝いに贈る品物の選び方
出産内祝いとして贈る品物は、受け取る側の好みやライフスタイル、家族構成などを考慮しながら選びましょう。一般的には、以下のような日常生活で使いやすい消耗品や、少し特別感のある品物が喜ばれます。
- バームクーヘン
- カステラ
- コーヒー
- 紅茶
- お米
- お酒
- タオルセット
- グルメセット
相手が親しい友人や家族であれば、名入れのオリジナルグッズなど、個性的な品物でも喜ばれます。しかし、あまりに個性的すぎると使いにくいため、実用的な品物から選ぶ方が良いでしょう。また、お返しの内容が思いつかなければ、受け取る側が自分で好きな商品を選べるカタログギフトがおすすめです。
出産内祝いの金額目安
出産内祝いの金額は、頂いた出産祝いの金額の半分から3分の1程度が一般的です。ただし、この金額はあくまで目安であり、個々の状況や相手との関係性によって適切な金額は変わってきます。たとえば、祖父母や両親、上司など、目上の方から頂いた出産祝いに対しては「3分の1返し」、友人や同僚、従兄弟などに対しては「半返し」をするのがおすすめです。
また、頂いた金額よりも高額なお返しは、相手に失礼なので避けましょう。出産祝いを頂いたら、商品の値段をインターネットで調べておくと、内祝いの予算を決めやすくなります。
のし紙の選び方と書き方
出産内祝いには、適切なのし紙を使用するのが礼儀とされています。一般的に、出産内祝いののし紙は「内祝」や「出産内祝」と書かれた紅白の蝶結びの水引を使用します。蝶結びは、何度あっても喜ばしいことを意味するため、出産のお祝いに適した水引です。
のし紙の下部には赤ちゃんの名前をふりがなと一緒に書きましょう。赤ちゃんの名前を書くことで、誕生を祝ってくれた方に対して感謝の気持ちを伝えると同時に、赤ちゃんの名前のお披露目ができます。
マナーを守って心のこもった出産内祝いを贈ろう
本記事では、出産内祝いの贈り方と基本的なマナーについて解説しました。適切なタイミングでマナーを守りながら内祝いを贈ることで、相手に対する敬意と感謝の気持ちを示すことができます。また、品物と一緒にメッセージカードを添えれば、より真心のこもったお返しになるでしょう。