ポスターを剥がして壁紙ごと破いた私が、跡なしで飾れるようになるまで
好きなポスターを、壁紙ごと破いてしまった日
賃貸アパートに引っ越して半年ほど経った、ある休日のことでした。模様替えをしようと、お気に入りのアーティストのポスターをいったん剥がそうとしたのです。強力な両面テープでしっかり貼っていたので、「これなら地震でも落ちない」と満足していました。ところが、剥がした瞬間に「ビリッ」といういやな音。ポスターの裏に、壁紙が薄く貼りついてめくれてきたのです。
あわてて手を止めたときには、もう遅い状態でした。四隅のうち二か所が、下地の見える白い傷になってしまったのです。退去時の原状回復のことが頭をよぎり、その日はもう模様替えどころではありませんでした。
「たかがポスター一枚を飾るだけなのに、どうしてこうなってしまったのだろう」。同じように、賃貸で壁を傷つけたくない、でも何かを飾りたいという悩みを抱えている方は、きっと少なくないはずです。
原因は「強すぎる粘着」と「剥がすことを考えていなかった」こと
落ち込みながら原因を考えてみて、ようやく気づきました。私が使っていたのは、そもそも家具や工作をがっちり固定するための強力両面テープだったのです。貼るときの安心感だけを優先して、「あとでキレイに剥がせるかどうか」をまったく考えていませんでした。
両面テープと一口に言っても、用途はさまざまです。工業用の高保持力タイプは、一度貼ったら剥がすことを前提にしていないものも多くあります。壁紙という繊細な相手に、そうした強力テープを使えば、壁紙のほうが先に負けてしまうのは当然だったのです。
私が本当に欲しかったもの
- 飾っている間はしっかり支えてくれる保持力
- 剥がすときは壁紙を傷つけず、跡が残らないこと
- ポスターの表からテープが目立たない透明感
この三つを同時に満たしてくれるものを探し始めたのが、私の転機でした。
出会いは「キレイにはがせる」透明両面テープタブ
ネットで「両面テープ 壁 剥がせる 跡が残らない」と何度も検索するうちにたどり着いたのが、ラベルン ステルスタブという日本製の透明両面テープタブでした。ロールの両面テープではなく、あらかじめ一枚ずつのタブ状にカットされているのが特徴です。
サイズは幅18mm×長さ30mm、厚みは0.5mmのLサイズで、24枚入り。名前のとおり「キレイにはがせる魔法のひと引き」というコンセプトに、あの日の失敗を思い出しながら、正直「本当だろうか」と半信半疑でした。

実際に使ってみて、まず良かったのは透明であることです。ポスターの縁に貼ってもテープがほとんど見えず、壁になじむように飾れます。以前は白いテープが表からうっすら透けて気になっていたので、この差は大きいと感じました。
「ひと引き」で剥がれたときの安心感
そして本題の、剥がすときです。数か月飾ったあと、また模様替えをしようとタブの端をつまんで、ゆっくり引いてみました。すると、壁紙を巻き込むこともなく、するりと剥がれてくれたのです。あの「ビリッ」の恐怖を知っている身としては、拍子抜けするほどでした。
壁にも、ポスターの裏にも、ベタつきや跡は残っていませんでした。あらためて確認しても、下地が見えるような傷はできていませんでした。「これなら模様替えのたびにヒヤヒヤしなくていい」と、心から思えた瞬間です。

飾るものが少しずつ増えていきました
一度この安心感を知ると、飾ることへのハードルがぐっと下がりました。ポスターだけでなく、ポストカードやカレンダー、子どもが描いた絵、季節の飾りつけなど、以前なら「壁が傷つくから」とためらっていたものを、気軽に貼れるようになったのです。
Lサイズのタブは面積があるぶん保持力も感じられ、A2サイズくらいのポスターでも四隅に貼ればしっかり支えてくれました。24枚入っているので、いくつか飾ってもしばらく使える枚数です。
強力テープと剥がせるタブ、どう使い分ける?
もちろん、家具の固定など「絶対に落ちてほしくない」用途には、しっかり接着する強力タイプが向いています。大切なのは、剥がすことを前提とする場所には、剥がせる前提のテープを選ぶということ。あの日の私は、この使い分けを知らなかっただけなのです。
賃貸で壁の原状回復が気になる方、大切なポスターやアートを飾りたい方には、剥がせることを最初から想定して作られたタブ型が心強い味方になってくれます。
同じ後悔をしないために、まず一枚から
もしあなたが、かつての私のように「壁を傷つけたらどうしよう」とためらっているなら、いきなりたくさん貼る必要はありません。まずは目立たない場所や、小さなポスター一枚で試してみてほしいのです。ゆっくり引いて剥がれる、あの感覚を体験すれば、飾ることがきっと楽しくなります。
日本製で、透明で目立たず、キレイにはがせる。壁紙を破いてしまった過去を持つ私だからこそ、同じ悩みを持つ方におすすめしたい一品です。
あの日の「ビリッ」から解放されて、好きなものに囲まれた部屋を、気兼ねなく楽しんでみませんか。

