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運動会の紙用ゼッケン

会社の運動会で使用するゼッケンを印刷してほしいと依頼を請けました。

規格としては、社名・部署・名前が入るような可変(バリアブル)印刷の依頼でした。

早速材料の選定になり、真っ先に脳裏に浮かんだのは、サテン生地に衣類用の糊を施したラベルでした。カラーレーザー機で簡単印刷も出来て、その日だけしか使わないことで、耐久性はそれほどいらないので、Tシャツにも馴染むと思い提案してみましたが、価格面で折り合いがつかず別の安価な材料を探すことになりました。

そこで、サテン生地と同じ糊を使用した上質紙の材料を探し印刷テストをしてみた所、レーザーでもインクジョットでも問題がない事がわかり早速、提案をしました。

勿論結果はオッケー!!

そして更に、剥離紙側にスリットを一本入れました。これは、シールと剥離紙を分離し易くする工夫で、通常なら、四角のいずれかのシールと剥離紙の角に爪を入れたり、指の腹で分離のキッカケを探してみたりして、まどろっこしいことに何度かチャレンジして剥がして使います。

しかし、剥離紙の裏面中央にスリットを一本入れる事により、その手間がいらずに効率アップ。やり方は簡単。剥離紙側のスリットを半分に軽く折り曲げると、スリットされた剥離紙のどちらかが浮いて簡単に剥がせるようになります。剥離紙の片側だけ剥がしておいて、位置決めしたら、そのまま片側のみ貼って、もう一方の剥離紙を剥がして貼る作業になります。背割れ(業界用語)も一緒に提案した事により貼り易さを実感して非常に喜んでいただきました。

この記事の著者

K.T

私がこの業界に入ったのは、約20年前になります。当初はシール印刷機の見習いとして現場に配属され、先輩に言われたことをひたすらメモする毎日でした。平判のオフセット機は、叔父の会社で少しかじった程度で、シールのことなどよくわからない状態でした。入社から、数ヶ月経った時、社内で技術顧問として指導をしていた先生に出会い、データ分版の作り方から製版・印圧のかけ方など、沢山の事を学びました。パソコンはMAC G3・G4時代でしたね。ある程度の基礎ができたので会社からの推薦もあってシールの品質を競うコンテストに参加することになりました。当時では珍しい7色のFMスクリーンで挑戦。夜遅くまで課題作品に取り組み、ワクワクする作品作りに没頭しました。結果は入賞でしたが、良い経験になったと自負しております。その後、一度現場を離れ、別の分野で個人事業としてスノボードウェアのブランドを立ち上げ、3年ほど頑張りましたが、敢え無く失敗。それからは、シール印刷と両面テープ加工の営業技術として、現場での成績を積み上げ、他ではお断りさせるような製品をお客様と共に考える日々が続き、興味深い製品を数え切れないほど納品して参りました。現在は、前会社と提携しつつ、グレイトバンガーズ合同会社の代表として営業しております。

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